記事一覧:2009年01月05日

mixiに「足あと削除機能」が実装される

mixiの特徴的機能の1つに、自分のページにアクセスしたユーザーを確認できる「足あと」機能がある。この足あと機能がアップデートされ、どうやら自分が残した足あとを削除する機能が実装されたようだ。

mixiの「自分の足あとはどうやって削除できますか?」ヘルプページ (会員専用)には、次のように記述されている。

「自分の足あと」に表示されるニックネームの横にある「×」から、削除することができます。

自分が訪問した先の日付とニックネームが一覧でならんでいます。その右横にある「×」をクリックして削除してください。

  • 削除件数は最大10件/月です。
  • 削除件数は次の月になると、10件に戻ります。
  • 削除後に同一日でも再度訪問すると、足あとは残ります。一度削除した足あとは元に戻せません。

具体的には、今回の機能アップデートにより、自分の「足あと」ページに「自分の足あと」というタブが追加された。ここには自分がアクセスしたユーザーページの一覧が表示されており、ユーザーを選択して横の「×」ボタンをクリックすることで、つけた足あとを削除することができる。ただし、削除できる足あとは月10件に制限されている。

昔から「mixiで足あとを付けずに他のユーザーの情報を見たい」という要望は 多く見られた が、まさか公式に実装されるとは思わなかった。

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HandBrake日本語版開発日誌(1/5)

  1/1の記事 で紹介したgenstringsを使ってソースコード中のテキスト文字列をローカライズしていたんだけど、genstringsではすべての文字列を抜き出してStringsファイルを作ってくれるわけではない(当たり前だが)。というか、genstringsはどちらかというとソースコード中でNSLocalizedString()を使っている個所からテキストを抜き出す、というのがメインの目的のようだ。ということで、genstringsで自動的に抜き出してくれた以外のテキストを検索し、NSLocalizedString()に置き換える作業を行う。

 ただし、すべてをNSLocalizedString()に置き換えてしまうとどのテキストがどこで呼ばれているのか分からなくなるので、適宜コメントを入れたり、テーブル(=テキストデータが格納されているStringsファイル)を適宜分けたりして対処する。ちなみにNSLocalizedString()の引数は下記のとおり。

NSLocalizedString( @"キー", @"コメント" )

 この「コメント」の部分に入れたコメントは、genstringsが自動的にStringsファイル中にコメントとして埋め込んでくれる。なお、NSLocalizedString()は<言語>.lprojディレクトリ以下の「Localizable.strings」というファイルからテキストを読み出す。別のStringsファイルからテキストを読み出したい場合はNSLocalizedStringFromTable()を使えばよい。

NSLocalizedStringFromTable( @"キー", @"Stringsファイル名", @"コメント" )

NSLocalizedStringFromTable()は、第2引数で指定したファイルからキーに対応するテキストを読み出す。なお、Stringsファイルの拡張子は「.strings」で、拡張子を除いた部分を第2引数に指定する。

 今回、HandBrakeの日本語化ではソースファイルごとに別のStringsファイルにテキストを格納することにし、さらに全アプリケーションで共通に呼び出されるテキストはLocalizable.stringsに格納することにした。

 なお、これらの作業(どのファイルにどのテキストリソースを保存するのかの決定)は翻訳作業を行う前に行っておくべきである。自分は翻訳作業に手を付けて始めてからテキストリソースの多さに気付き分割を行ったが、genstringsツールにはすでに翻訳していたテキストをマージする機能がないため、別途スクリプトを作って翻訳済みテキストをマージする羽目になった。