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玄人志向の2.5インチ×2が入るHDDケースをMacで使う

 自宅のiMacにはバックアップ(Time Machine)用、作業用、音楽/写真用と3つの外付けHDD(一部SSD)をつなげているのだが、さすがに3台をぶら下げてると周辺がごちゃごちゃするので、その一部をまとめようと複数のHDDを組み込めるHDDケースを導入することにした。

 今回導入したのは、玄人志向のUSB3.1接続 2.5型 SATA HDD/SSD x2 ケース GW2.5ACX2-U3.1AC

 複数のHDDを搭載できるHDDケースはそれなりに選択肢があるが、2.5インチ専用なのは選択肢が少ない。その中で最も安価だったのがこれだった。ただし、Webサイトでは対応OSがWindows 7〜10となっており、Macで動作するかの記載はなし。RAIDではなく2台のHDDを個別に認識するモードであれば問題ないだろうと判断して購入。価格はヨドバシカメラで6,510円(税込)。

 実際に試してみた結論から言うと、問題なく利用できた。また、マニュアルには「Mac OS環境下ではスリープモード、電源連動が正しく動作しない可能性があります」とも記載されているが、自分の環境(iMac Retina 4K 21.5inch 2017)ではスリープ時電源が入りっぱなしではあるものの、スリープ後も問題なく復帰した。2台のHDDを個別に認識する「SINGLE」モードでの検証で、RAIDの動作は確認していない。

 2017版iMacはUSB Type-Cポートが搭載されており、USB3.1 Gen.2に公式に対応している。そのため、システム的には10Gbpsで接続されていることが確認できる(付属のUCB Type-Cケーブルを使用)。

 ちなみに付属のACアダプタを接続しなくても、USBで接続しただけで電源が入りHDDが認識された。もしかしたらUSB経由での電源供給だけで動作するかもしれない。ただ、説明書にはACアダプタを使えと書いてあるので念のためACアダプタを使用している。

 3.5インチのHDDケースと比較すると体積は半分程度。これで2.5インチHDDを2発入れられるのは非常に良い。値段も2.5インチのHDDケース2個分+アルファ程度なので、今のところかなり満足度は高い。

iMac(Early 2009、20インチ)の光学ドライブを交換する

 自宅のメインマシンは20インチiMac(Early 2009)なのだが、2年前くらいから光学ドライブの調子が悪い。このiMacは整備済み製品として購入したもので、HDDとメモリが増量されている。整備済み製品はときどき記載されているスペックよりも上のものが届くことがあってラッキー感があるのだが、1年間の特別保証が切れた直後あたりに調子が悪いことに気付いてしまった。

 現象としては、CDを挿入しても認識されず、ウンウンうなったあとで排出されるというもの。ちょうど手持ちの音楽CDをすべてリッピングしようと思ってたときで、1日に10枚ペースで200枚くらいのCDをリッピングしたのが良くなかったような気がする。しかも、ときどきは認識されるからタチが悪い。認識されても、リッピングされた音源にノイズが載るという現象が出るため実質的に使えない状態。

 有償修理に出すことも考えたのだが、お値段が数万円コースとなるため放置、外付けのドライブを付けてごまかしてたのだが、来年で購入してから3年目になるということもあり、買い換えを視野に入れて交換を行うことにした。

 作業手順はASCII.jpに載っているとおり。iFixitも写真が多くて参考になる。実際に作業してみて感じたコツだが、フレームや液晶の取り外しは本体を寝かせた状態ではなく、立てた状態で作業をしたほうがやりやすい。寝かせると自重で本体がやや歪むためのようだ。

 交換に使用したのは、Sony OptiarcのAD-7640S。元々搭載されているのはAD-5670Sというモデルだが、OEM専用なので入手が難しい。AD-7640SはVintage ComputerでもiMac用に販売されているし、2011年12月現在国内でも入手しやすい。自分は九十九電機で購入。

 スロットイン型のモデルだが、ベゼルがついているので取り外して使用する。また、左側にイジェクトスイッチが付いているが、内蔵で使う場合不要。自分ははさみで切り取ってしまった。単純なスイッチなので動作上は問題ないと思われる。

 さて、換装自体は無難に完了したのだが、どうもうまく動かなかった。ブート直後、丸いインジケータが表示されるまではディスクをセットできるのだが、OSの起動後はディスクを挿入しようとしてもドライブが吸い込んでくれない。OS上からドライブは正しく認識されているのだが。

 再度ばらしたり組み直したりと色々試行錯誤した結果、電源投入時にディスクをセットしておくと、起動後も問題なく動作するということが判明。また、電源投入後で動作しなくなった場合、ディスクをドライブに突っ込んだ状態でスリープ状態から復帰させるとディスクを吸い込み、その後利用できるようになることも分かった。

ちなみに純正のドライブでは、スリープからの復帰時にドライブの音が鳴らないようになっているが、本ドライブでは鳴る。どうもファームウェアの問題のような気がしているのだが、Appleが提供するSuperDriveファームウェア・アップデート3.0は適用できなかった。

ということで問題の解決に向けて依然情報収集中である。

整備済み製品iMacを買ったレポート

 先日、新しいiMacが発売されましたがそこからさかのぼること約2週間前、実は自分はiMacを購入していたのでした。新iMacはフルモデルチェンジに近いアップデートだったのでそこそこ残念な気分ではあったんだけど、実は整備済み製品を購入したためにかなりお得だったので、そこまでのショックはなかったり。

我が家のiMac

我が家のiMac

 整備済み製品というのはオンラインのApple Storeで販売されているもので、初期不良などで返品されてきたMacやiPodをAppleが修理・点検、「新品水準並の品質」を確認したうえで販売するというもの。パッケージが開封済みだったり、品質には問題ないレベルの傷があったりする場合があるんだけど、基本的には新品同様の品。ただ、完全な新品ではないのでその分定価より1〜2万円程度安いのが特徴です。さらに、BTOでカスタマイズされていたものも混ざっている(しかも価格はそのまま)ので、運が良ければ通常よりも高いスペックのものが手に入る可能性もあったりします。

 で、自分が買ったのは2009年3月発表モデルの、20インチiMac。ちなみに定価は標準モデルで12万8,800円ですが、整備済み新品ということでお値段は10万9,800円。約2万円近く安くなってました。しかも標準モデルはメモリが2GB、HDDが320GBなのですが、届いたiMacにはメモリが4GB、HDDが640GBにカスタマイズ済み。ちなみに現行の(自分が買った約2週間後に発売された)iMac 21.5インチモデルは11万8,800円なので、まぁ納得できる感じです。

整備済み製品iMacの購入明細

整備済み製品iMacの購入明細

 ただ、地味に残念だったのが、Mac OS X 10.6 Snow Leopardが発売されたあとだったのに、同梱されているのが10.5 Leopardだった点。しょうがないので届いたその日のうちにSnow LeopardのUp-To-Date版(980円)を注文する必要があったのが面倒くさかった……。

整備済みiMac、開封レポート

 ということで我が家に届いたiMacですが、整備済み製品はパッケージが通常と違う模様で、おなじみの製品写真付きパッケージではなく、白箱に入って届きました。箱には「整備済み製品特別販売用保証書」付き。

パッケージは無地の白箱

パッケージは無地の白箱

 箱の外側は違ったけど、中身は基本的には通常と同じ。キーボードやマウス、DVDなどの周辺機器は小箱に入ってる点も同じ。それぞれ開封されたあとはあったけど、特に目立つ汚れは無し。

中身は通常の製品と同じ

中身は通常の製品と同じ

付属品も開封の跡がありました

付属品も開封の跡がありました

 マウスはMighty Mouse、キーボードはワイヤードのテンキー付きモデル。新iMacではワイヤレスキーボード+Magic Mouseなので、そこだけは残念なところ。ちなみにキーボードのテンキー横にスジ状の傷はあったけど、特に問題はない感じ。てか、机が狭かったので速攻でテンキーなしキーボードを買ってしまったり。

キーボードのテンキー脇に若干の傷を発見

キーボードのテンキー脇に若干の傷を発見

 本体を覆う保護シートも開封されてはいたけど、本体に傷・汚れはなし。OSも問題なく起動しました。すぐにSnow Leopardを入れてしまいましたが……。

保護シートにも開封跡あり

保護シートにも開封跡あり

 ということで、買ってから2週間後に新モデルは出てしまいましたがこのiMac、スペック的にはまったく不便はなし。以前はMacBookの再下位モデルを使っていて、CPUのクロック数的には若干向上したくらいなのに体感的には相当変わっていてビックリです。新品で旧iMacを買っていたら新モデルの発売で多分相当にダメージを受けていたとは思いますが、安かったのでまぁ許せるところ。皆様もMacの新モデル発表の噂があるにも関わらずMacが欲しくてたまらなくなった場合は、整備済み製品を狙ってみるといいんじゃないでしょうか。

 ちなみに、浮いたお金は1TBのFireWire接続HDDとFireworkdsのアップデートに消えました……。HDDの容量がでかいと、バックアップ用HDDの容量も必要なので大変です。