記事一覧:2008年09月19日

Debian 4.0のnetatalkは、そのままではLeopardでは使えない

DNRH-001に4GのCFカードをCF-IDE変換基板経由で接続、システム用のドライブとして設定。先にUSBメモリにインストールしていたルートパーティションをコピーしてスワップパーティションも作ってgrubインストール→fstabとmenu.lst書き換えて設定完了。


そんなに高くない133倍速のCFだけど、体感的にはUSBメモリよりも全然速くなりました。



で、やっと本来の目的であるファイルサーバー化に着手。Mac OS Xだと

  • NFS

  • Samba

  • AFP



    などと、ファイル共有に利用できる選択肢が多いのでどれを使うか迷ったんだけど、NFSはセキュリティ的に微妙(無線LANを別セグメントに置いていないので、かなり厳密に設定しないと侵入し放題に)、Sambaはパーミッションが微妙、ということでAFPを設定。



    しかし、基本的にはapt-getでnetatalkをインストールするだけでよいはずなのだが、なぜかMacから接続できない。調べてみると、どうもLeopardのAFPクライアントは平文でのパスワード交換に対応していない模様。しかし、設定ファイルではDiffie-Hellman eXchangeによる認証を有効にしているんだけどなぁ……、とsyslog見たら、「認証モジュールがない」とエラーがでているじゃないですか。



    うーん、そのままでは利用できない認証モジュールを利用するようなデフォルト設定ファイルって微妙じゃないですか?とか思いながら、結局netatalkを別マシンで自前でコンパイルして認証モジュールだけをコピー。



    手順は以下。

$ cd ~/

$ mkdir work
$ cd work
 
  # netatalkのソース一式取得
$ apt-get source –donwload-only netatalk
 
  # ソース展開してパッチ当てる
$ tar xvzf netatalk_2.0.3.orig.tar.gz
$ unzip -c netatalk_2.0.3-4.diff.gz | patch -p0
$ cd netatalk-2.0.3/
 
  # ~/work以下にインストールするように設定
$ ./configure –prefix=$HOME/work
 
  # コンパイル、~/work以下にインストール
$ make
$ make install
 
  # uams関連ファイルがインストールされる~/work/etc/netatalk/uamsディレクトリをコピー
$ cd ~/work/etc/netatalk/
$ tar cvzf uams.tar.gz uams あとはuams.tar.gzをnetatalkを使いたいサーバーに持って行って展開し、/usr/lib/netatak/以下にコピーすればOK。

あ、ちなみにもちろんnetatalkパッケージのバージョンは合っていないとNGです。

\# ちゃんとやるならパッケージを作るべきなんですが面倒くさいので適当に。

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