Mac OS X版HandBrake日本語化メモ1
HandBrakeの日本語化 作業メモ。
Appleの開発者向けサイトにある国際化ドキュメント に目を通す。しかし役に立つ話は非常に少ない。マイコミジャーナルの OS X ハッキング! 記事にある、ローカライズ絡みの話にひと通り目を通しておけばOS Xアプリの日本語化についての基礎的な知識は十分っぽい。
あと、今回のような日本語化には ibtool というものを活用すべし、という話。次のように実行すると、nibファイル中のテキスト要素がファイルに書き出される。
ibtool -L en.lproj/MainMenu.nib > ./MainMenu.strings
書き出されたファイルは次のような「アイテム=テキスト」というのが並んでいるテキストファイルとなるので、こいつを翻訳する。
/* Class = "NSMenuItem"; title = "About HandBrake"; ObjectID = "58"; */"58.title" = "About HandBrake";
翻訳後、次のように翻訳したテキストをnibファイルにぶち込む。
ibtool -d de.lproj/MainMenu.strings en.lproj/MainMenu.nib -W de.lproj/MainMenu.nib
ちなみにHandBrakeはリソースファイルにnib形式ではなくxib形式を使っているが、xib形式でも同様にibtoolで処理できるようだ。xib形式はnib形式を扱いやすいように1つのXMLファイルにまとめたものだそうで、普通にInterface Builderで読み込める。nibファイルはファイルシステム的にはディレクトリとして扱われるためSubversionとかでのバージョン管理が厄介だったのだが、xib形式だと純粋に1ファイルなので問題が起こらなくて便利。
で、リソースファイルをぼちぼちと日本語化しつつ、Mac OS X版のソースを眺める。Windows版もそうだったけど、設定項目(プルダウンメニューのやつ)の日本語化が非常にやりづらいソースになっているのだが、とりあえずそれ以外はリソースファイルを書き換えるだけでOKっぽい。