記事一覧:2009年01月21日

Python 2.4のさくらサーバーでsqlite3を使う

 Python 2.5に標準添付のSQLiteモジュールは、さくらのレンタルサーバーにインストールされているPython 2.4には付属していないので自前でインストールする。

 インストール方法は http://oss.itsystementwicklung.de/trac/pysqlite/browser/doc/install-source.txt を参照。

 まず、 公式サイト からソースアーカイブをダウンロードして展開。

$ wget http://oss.itsystementwicklung.de/download/pysqlite/2.5/2.5.1/pysqlite-2.5.1.tar.gz$ tar xvzf pysqlite-2.5.1.tar.gz$ cd pysqlite-2.5.1

 さくらの場合、ライブラリとヘッダファイルが/usr/local/以下にあるので設定ファイル「setup.cfg」中、下記のようにコメントアウトされている部分を有効にする。

#include_dirs=/usr/local/include#library_dirs=/usr/local/lib

 最後にコンパイル&インストール。今回は~/local/以下にインストールしている。

$ python setup.py build$ python setup.py install --prefix=~/local/

 ちなみに、このようにしてインストールしたモジュールは「import pysqlite2」のようにしてインポートする。Python 2.5では「import sqlite3」でインポートできるのだが、互換性のためにこうなっているとか。あと、importする前にインストールしたモジュールがPythonの検索パスに含まれているかも要確認。環境変数PYTHONPATHに「~/local/lib/python2.4」を加えておくか、適宜sys.pathにこのパスを追加すべし。