MSys&MinGWをインストール
MinGW でのビルドを前提とされたツールをCygwin上でビルドするのが面倒だったので全力で MSys とMinGWをインストールした。MSysGitも入っているので環境汚れまくり。
SourceForge.JP のミラーからMinGW 5.1.4.exeとMSYS-1.0.11-rc-1.exeをダウンロードしてそれぞれインストール。MSYSは結構下の方(MSYS Base Systemの中)にあるので探す。
それぞれインストール後、「C:\msys\1.0\etc\fstab.sample」を同じディレクトリに「fstab」という名前にコピー、下記のようにMinGWとActivePerlをインストールしているディレクトリに対応付ける。
c:/MinGW /mingw c:/Perl /perl
あとはスタートメニューの「MinGW」?「MSYS」?「MSYS」などからシェルを起動。gccがエラーを日本語で吐いてくれるのだがWindowsのコマンドプロンプトだと化けるのでexport LANG=Cを適宜設定。
GCC 4.4系を使う
GCC 4.4系を使うには別途インストールが必要。「gcc-4.4.0-mingw32-notes.txt」に解説があるが、下記をMinGWのインストールディレクトリで展開すればよい。
- GMP Runtime [REQUIRED]
- gmp-4.2.4-mingw32-dll.tar.gz
- MPFR Runtime [REQUIRED]
- mpfr-2.4.1-mingw32-dll.tar.gz
- POSIX Threads for Win32 Runtime [REQUIRED]
- pthreads-w32-2.8.0-mingw32-dll.tar.gz
- Core (C) [REQUIRED]
- gcc-core-4.4.0-mingw32-bin.tar.gz、gcc-core-4.4.0-mingw32-dll.tar.gz
- C++ [OPTIONAL]
- gcc-c++-4.4.0-mingw32-bin.tar.gz、gcc-c++-4.4.0-mingw32-dll.tar.gz
なお、ドキュメントにはgcc-full-4.4.0-mingw32-bin.tar.lzmaに全部入っていると書いてあるが、GMPとMPFRとPOSIX Threadは入っていなかった……(汗)。