Emacs 23.2導入
今までWindows環境での物書きにはNTEmacs JPプロジェクトがリリースしている<a href=https://sourceforge.jp/projects/ntemacsjp/releases/“>Emacs 22ベースのWindows向けバイナリを使っていたわけですが、最新安定版であるEmacs 23系ではマルチバイト文字の扱いを含めた色々な改善が加わっているとのことで、移行してみることに。
NTEmacs JPプロジェクトではEmacs 23ベースのWindows向けバイナリをリリースしていないのですが、Gnupackというプロジェクトで日本語関連(というかIME)のパッチが適用されたEmacs 23.2のバイナリが公開されているので、そちらを利用。プロジェクトページはこちら。NTEmacs 23.2はこちらからダウンロード可能。
フォントなどの基本的な設定方法はEmacs 22系と同じ模様で、たとえばMSゴシックを使うには下記のような設定を.emacsに記述すればOK。
; 「msgochic」という名前で新たなフォントセットを定義 ; 英字フォントとしてMS ゴシック、14ポイントを使用 (create-fontset-from-ascii-font "-outline-MS ゴシック-normal-r-normal-normal-14-*-*-*-*-*-iso8859-1" nil "msgochic") ; myfont-msgochicの日本語フォントとしてメイリオを使用 (set-fontset-font "fontset-msgochic" 'japanese-jisx0208 '("MS ゴシック" . "jisx0208-sjis")) ; myfont-msgochicのカタカナフォントとしてメイリオを使用 (set-fontset-font "fontset-msgochic" 'katakana-jisx0201 '("MS ゴシック" . "jisx0201-katakana")) ; 定義したフォントセットを登録 (add-to-list 'default-frame-alist '(font . "fontset-msgochic"))
あと、とりえあず様子見とのことでmule-ucs関係はすべて外してみましたが、今のところ問題は見られません。コピペで全角チルダ(~)が波ダッシュ(〜)になってしまう問題も解決されている模様。NTEmacs 22とは別のフォルダにインストールすることで共存も可能なので、ひとまずこれで様子見。