記事一覧:2007年03月14日

Vistaクラックに対する個人的意見。

またタレこんだネタが若干炎上気味なわけですが、個人的には


・アクティベーション済みのVistaの存在

・そのアクティベーション方法

・デバイスドライバによるクラック



が面白かったのでタレこんだという話。ちなみに実際のクラックはツールがすでに公開されているので誰でもできるようだ。



というか、あまりにGIGAZINEの記事の技術解説が意味不明だったので勢いあまってタレこんだために技術解説に終始したのはよろしくなかったかも。しかしこのネタへの拒否反応が出るとは・・・。



話は変わるが、これを見てXP→Vistaのアップグレード期間が3月中だったことに気づいて早速申し込みをしたわけですが、申し込みサイトの日本語がヒドイ・・・。



「電話番号(唯一)」ってなんだよ!とか、「ます。です。」とかあったりとか、機械翻訳かよ!



そして、オンラインで申し込んでさらに申込書を郵送しなきゃいけないのね。自宅に切手なんかないから超面倒・・・



しかもVista届いてもきっとしばらくはインストールしないんだろうな。。。


Windows Vistaのアクティベーションをクラックする新手法が登場

GIGAZINEの「 WindowsVistaのBIOSをエミュレートしてクラックする新手法が登場」という記事によると、BIOSをエミュレートすることでWindows Vistaを正規のアクティベーション手続きを行わずに利用する方法が発見された、とのことだ。


しかし、GIGAZINEの記事を読んでもいったい何をやっているのかさっぱり分からなかったため、この記事のネタ元( FILEnetworks Blog: Vista 32-bit one click activator (BIOS Emulation) )や Vista Cracked by Team Paradox by Reaper-X .:[ ID ]:. などを確認したところ、これはHPやレノボなどの大口OEMメーカーに向けた、アクティベート済みのVistaをPCに組み込む機能を利用しているらしい。



この「アクティベート済みVista」は、以下のようなメカニズムで実現されている。

  • OEMメーカーはBIOSにマイクロソフトによって署名された「ACPI_SLIC」と呼ばれる情報を埋め込む
  • VistaのOEMインストールメディアやリカバリメディア中には、各メーカーの「ACPI_SLIC」リストが「oemname.xrm-ms」というようなXMLファイルに記録されている
  • Vistaのライセンス認証システムが「oemname.xrm-ms」ファイルを発見し、稼働システムのBIOSの「ACPI_SLIC」情報が「oemname.xrm-ms」ファイル中に記録されているものと一致し、かつプロダクトキーが特定のものであった場合、即座にシステムをアクティベート済みにする


これを利用し、Vistaのライセンス認証システムがBIOSから「ACPI\_SLIC」情報を取得する際に「oemname.xrm-ms」ファイルに記録されている「ACPI\_SLIC」情報を返すようなデバイスドライバを作成することで「ACPI_SLIC」を偽装し、特定のプロダクトキーを入力するだけでアクティベートを完了させることができてしまうそうだ。

ちなみに、このクラックは32ビット版のすべてのエディションで利用できる、とのこと。
これに対してマイクロソフトがどのように対策を施すのか、それともまったく無視するのかが気になるところだ。


無料のウイルス対策ソフト「AVS」は実は日本で配布するとジャストシステムに文句言われるらしい。

GIGAZINEの「 アンチウイルスソフトウェアランキング、最強はどれ? – GIGAZINE」とかでも取り上げられていて、局地的にブームらしい(?)ウイルス対策ソフト、「AVS」。無料なのに、検索エンジンはKaspersky(ジャストシステムが売ってるやつ)のものを使っているということで高性能。一応AOLが関わっているので、出元も確か(だと思う)で使わない手はない。ただし、UIは全部英語。


ちなみに、使い方は「 無料で使えるウィルスソフトActiveVirusShield 」などをどうぞ。



で、こんなスゲー&お得なものがなんでそんなに話題になっていないのか、という話なんだけど、国内ではKasperskyのウイルス検知エンジンの権利をジャストシステムが全部握っているらしく、配布すらNGらしいのだ。もちろん他のウイルス対策ソフトウェアとは直に競合する製品だから、下手に商用メディアなどで紹介してしまうと、他のウイルス対策ソフトウェアメーカーから広告が干されるという話もあるとかないとか(PC雑誌とか商業ニュースサイトではセキュリティ関連ベンダーの広告多いし)。



個人的には、ウイルス対策ソフトウェアを積極的に導入する気はあまりなく、無料のAVSで全然問題ないと思うのだが、いかんせん英語ということで敷居が高いのも事実。ということで誰か日本語化してくれればいいんだけど、もし作ったとして、この日本語化パッチの配布ってどうなんだろうか。多分合法だとは思うけど、すげー文句付けられそうな気はする。



ということで、フリーのアンチウイルスのClamAVに期待なワケなんですが先のGIGAZINEの記事によるとやはり性能はまだまだな様で・・・。



まぁ、初心者ほどウイルスに感染しやすいとは思うので、そのような方々にはサポートのある商用製品をお勧めします・・・。



※追記@4:03。フリーと書くと、OSS的なフリーと間違えられる可能性があるので「無料」に修正。