人がやっていないことをやってみるのは取りあえず後退ではないと思う

自分の

Radioheadの件もそうですが、「タダで音楽を配る」ことが進んでいるわけではなく、「超有名アーティストがこのような試みに挑戦する」ということが進んでいるのかと。

というコメント

なぜ「大物がやると進んでいる」のでしょうか?

というレスが付いていたのだが、確かにこれで「進んでいる」というのには違和感があるかもしれない。



しかし、「普通にCDとして売る、もしくは有料で売れば大もうけ」(実際、ダウンロード販売された前作は1週間で160万ドルの売り上げがあったそうな)なのに、それをタダで公開するということは、どのように考えればよいのだろうか。



「前作で儲けたから今作はタダで、しかも好きに使っていいぜ」という考え方は、進化ではないかもしれないけど、少なくとも文化的に後退する所為ではないと思う。



知名度の低いアーティストが無料で楽曲を公開するのも、決して後退ではない。そして、それをやっている人はすでに多数いる。でも、知名度のあるアーティストでアルバム一枚丸ごとを無料で公開した人は少ない。取りあえず成功になるか失敗になるかは別にして、まだあまりやられていないことをやってみるのは進歩と言えるんじゃないかな。