米国の情報操作に日本人も見事釣られる

先日米大手自動車メーカーが「労働者の1時間あたりのコストは約7000円」というニュース、日本人も見事に釣られているようで。

NBonlineの「 追い詰められた全米自動車労組 」によると、

奥氏によれば、ビッグスリーが「労働者1人当たりに1時間平均73ドルを支払っている」という情報が、「一般民間企業の従業員1人当たりの労働コストは平均25ドル」という情報と合わせて流されたことで「ビッグスリー労働者は“高賃金”を受け取っている」というまぜこぜの誤解を生んだという。

だが、これらのデータは厳密には賃金ではなく、“企業が労働者1人当たり・1時間当たりに費やしているコスト”である。実際の基本賃金(主に工場現場)はGMの場合で平均30ドル前後、フォードの場合で平均29ドル。日系メーカーの場合は1人1時間当たり労働コストは平均49ドル、うち基本賃金は 26ドル。確かに賃金はビッグスリーの方が高いが差はそれほど大きくない。労働コスト全体では24ドルもの差があるが、これは「退職者向けの諸手当」や「現役や退職者の医療コスト」の大部分を負担していることによるものだ。

とのことで。まぁそんなことだろうなぁと思っていたのだが、 2chでは見事に盛り上がっている様子

むしろ、「退職者向けの諸手当」や「現役や退職者の医療コスト」がビッグスリーの負担となっている、あたりがもっと議論になるべきところなんじゃないんすかねぇ。