オープンソースなデバッガのニューカマー「lldb」、LLVMのサブプロジェクトとして登場
ここ数年注目されているコンパイラ環境「LLVM」が、サブプロジェクトとして「LLDB」なるデバッガを開発するよとアナウンスしている(LLVM Project Blog)。
LLVMは「コンパイラインフラストラクチャ」という形で開発が進められているのだが、このLLDBは現代的な「デバッガインフラストラクチャ」とのことで、モジュラー化構造や再利用しやすいライブラリが特徴らしい。LLDBはLLVMの技術やAPI、パーサー、コードジェネレータ、JITコンパイラなどを利用して構築されているとのこと。
現在は開発中の段階で、Mac OS Xでのコマンドラインでのデバッグのみに対応しているとのことだが、scriptableだったり、マルチスレッド対応など面白い話もある。さらに現状ではGDBよりも高速だそうで、特にC++プログラマにとっては使いやすいものになっているらしい。