term タグ別の記事一覧

国産のWindowsフリーソフトにオープンソースのものは少ない気はするが実はそんなことはない

 日本では無料のソフト全般を「フリーソフト」と呼んでいるが、その中にはオープンソースのものと、非オープンソースのものがある。Windows向けのフリーソフトはやまほどあるが、そのなかでオープンソースのものとなると、その数は決して多くない。

 たとえば、窓の杜の2012年9月第1週・ソフトウェアダウンロードランキングトップ30を見てみると、オープンソースソフトウェアとみられるものは「Apache OpenOffice」「FFFTP」「CrystalDiskInfo」「Tera Term」「CrystalDiskMark」「IP Messenger」「Audacity」「MP3Gain」の8つ。このうち、国産のものが5つ、海外産のものが3つだ。

 また、ランキングに上がっている30本のソフトのうち、国産のソフトは17本で海外産ソフトは13本。ということで、国産ソフトも海外産ソフトも、ランキングに入るような人気のものについてはオープンソースである割合はさほど変わらないという結果だ。

 ただし、これはランキングに入るような人気ソフトウェアに限った調査なので、ランキングには入らないけどそこそこ人気のある中堅フリーソフトなどを加えると状況は変わってくるかもしれない。

来たぜ変態デジカメGXR

 リコーが、「ユニット交換式」なるデジカメを発表しました(デジカメWatchの記事)。最近はパナソニックのDMC-G1/GH1/GF1や、オリンパスのE-P1など、レンズ交換式ながらコンパクトなデジカメが人気なので、その路線に向かおうとしたけど独自性を出そうとしたら斜め上に行っちゃった感がたまらな過ぎる製品ではないでしょうか。

RICOH GXR+カメラユニットGR LENS A12 50mm F2.5 MACRO

RICOH GXR+カメラユニットGR LENS A12 50mm F2.5 MACRO

 コンパクトデジカメの市場は飽和気味でもう需要が一段落しているという状況のなか、買い替え需要を促す目新しい新機能というのもなかなか作り出せないわけで、じゃあ「より上を目指す」初心者〜中級者に向けたモデルを出そう、というのが近年各社がこぞって「コンパクト一眼」をリリースする理由であり、DMC-GF1とかE-P1とかは「カメラに興味のある20代後半〜男性」に見事にヒットしちゃってる感があります。ただ、どこのメーカーも「女性向け!」とか言っている割りには女性が持っているのを見たことがない。自分の友人でカメラ持ってる女性は一眼レフのエントリモデルか、GR/GXなどの「本格コンデジ」を使っている人が多く、逆にGF-1とかE-P1は「デジタルモノに強い男性」が持っている感じ。あとは比較的若い人も一眼レフのエントリ機を使っている気がする。

 実際、一眼レフのエントリ機っていまかなり安く買えて、逆にGF-1とかE-P1のほうが高いんですよね。そしてこの辺の「コンパクト一眼」って、一般人には仕様がいまいち分かりにくい。EVFってなんだよ! フラッシュなくて大丈夫なの? F値ってなに? とか、一般人が店頭でスペック見てよく分からないわけで、(とりあえず外見は)昔からある、アナログな感じで分かりやすそうで値段も安い一眼レフに行っちゃうという構図な気がします。

 で、GXR。変形合体ロボ的なデザインといい、よく分からないユニット交換式といい、まず一般女性をターゲットとしない戦略にほれぼれします。ユニットによって画像処理エンジンまで異なるなんて、一般人にはまず理解できない仕様や、プロジェクタやストレージ、プリンタなどのユニットまでコンセプト化するあたりもカオス。だって、このデジカメを買う人はよっぽどの数奇者ですよ? プリンタとかプロジェクタとか、わざわざ汎用的でないものを買うとは思えないし、ストレージだって数GBノメモリカードを数百円で買えるこのご時世に、わざわざ別途必要とは思えん。

 ただ、価格としてズームレンズ付きユニットが4万円前後ということで、「高級コンデジ」というジャンルのモデルとして考えれば魅力的な製品である気も。発売されてからの反応が楽しみなところです。

Windows MobileやAndroid携帯の開発コストは「ハイエンド携帯」の3〜4倍?

 GIGAZINEの記事「 一部の携帯電話メーカー、スマートフォンの開発からハイエンド音声端末の開発へシフトか 」がよく分からず「おまえはなにをいっているんだ」状態だったんだがソースを読んで理解。

 この記事のソースは台湾・中国系ネタではおなじみ DigiTimes 。これによると、Windows MobileやAndroid携帯の開発コスト(ロイヤリティや開発リソースを含む)はマルチメディア機能を備えたハイエンド携帯の3〜4倍にも上るが、その一方で市場は狭いため、台湾のスマートフォンメーカーはWindows MobileやAndroid携帯だけでなく、ハイエンド携帯への開発により多くのリソースを投入する計画を立てている可能性があるとのこと。

 スマートフォンよりもマルチメディアハイエンド端末のほうが部品数が少なくて済む、というのはGIGAZINEの記事通り。また、非スマートフォンのハイエンド携帯にもタッチパネルが採用されるようになってきており、そのためスマートフォンとマルチメディア端末の差異は少なくなって来ているとのこと。

 GIGAZINEの記事では主語が「一部の携帯電話メーカー」となっているからピンとこないんだが、「スマートフォンメーカーが」に読み替えると分かりやすい。まず思い浮かぶのはHTCですな。