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小型のドキュメントスキャナ「EPSON DS-310」導入レポート

 家の本棚を整理するため、ドキュメントスキャナを買いました。ドキュメントスキャナとしては富士通のScanSnap(現行のものだとiX500が定番ですが、筐体サイズが大きくそれなりに保管場所を取るということで一回り小さいタイプのものを導入することに。このタイプのものは各社から発売されていますが、カラー300dpi時の読み取り速度でカタログスペックを比較すると富士通のScanSnap S1300iは6枚/分、キヤノンのDR-P215IIも6枚/分なのに対し、EPSONのDS-310は25枚/分と、大型のScanSnap iX500と同等の読み取り速度となっており、十分に実用的だと判断してこちらを購入しました。

 なお、現在キャンペーン中で若干お安く買えるようです。自分はキャンペーン前に購入したので1000円ちょっと割高に買ってしまいました……。

 実際に何冊かスキャンを行ってみましたが、200ページ前後の雑誌のスキャンが5分ほどで完了します。速度に関しては十分に実用的と感じました。ただコンパクト型の宿命か、給紙トレイが小さく同時にセットできる原稿枚数は少なめです。用紙の厚みにもよりますが十数枚程度が限界のようで、給紙トレイに原稿を多く入れすぎると簡単に二重に重なった状態で給紙されてしまいます。ただ、適切な枚数をセットした状態であれば二重送りはほぼ発生しないと思われます。また、給紙トレイの側面のガイドが小さめなのがちょっと不安ではあります。薄めの紙だと斜めに給紙されてしまいがちな気はします。

 スキャン品質については、300dpi・カラーでは特に不満はないレベルです。付属のスキャンソフトについてもJPEG形式でスキャンするぶんにはとりあえず不満はありません。

 あとは、付属するUSBケーブル(USB 3.0、MicroB)が短め(約1m)なのでPCから離れた場所に設置したい場合は長いケーブルを別途用意する必要があります。USBからの給電だけでも動作しますが、スキャン速度が一気に落ちるのでほぼACアダプタでの給電は必須でしょう。

 ちなみに、裁断機にはPLUSのスライドカッター ハンブンコというのを使っています。

 中とじの雑誌の針を外してバラした後、これで裁断という作業をしていますが、正確に半分にカットできるわけではないものの、おおむね問題なく裁断できています。ただ、刃の下に入る紙束の厚さは6〜7mm程度なので、文庫本や漫画など平とじの厚い本をそのまま裁断するのは難しいと思います。