夕張市成人式の真実?とか。

夕張市成人祭 〜マスコミが報道しない真実〜というサイト。


「TVニュースとかで夕張市の成人式の予算が1万で大変だ、とか言われてたけど、実はちょっと実際は違っていた」という話なんですが、内容的には非常に納得できるお話。



ただ、いちゃもんをつけるみたいでアレなんだが、ふと思ったのは「この記事は真実なのか?」ということ。なぜこんなことを思ったかというと、この記事には公式な情報ソースがまったく記述されていない、という点と、発信者の情報がまったく分からない、という点が気になったからだ。個人的には信じたいところだけど。



いや、別に自分も一般マスコミを信じているわけではない、というかTVとかホント信じていないワケなんだが、TVは少なくとも動画や音声である程度「真実っぽい」ものを発信している。嘘の映像をでっちあげるのは不可能ではないが、コストはかかる。



逆に、ネットだとテキスト中心だから非常に「でっち上げ」が簡単な訳で、結局ブログなどに書かれたことが信頼できるかはその発信者が信頼できるか、もしくは信頼できるソースを基にしているか、というところにかかってるわけだ。だいたい、多くの人にとってはポッとでのメディアでかつ誰が発信しているか分からないネットの情報よりも、とりあえず歴史のあるTVのほうが信じられるという傾向があるワケで、それだけでもうネットは不利だ。



不二家のニュースで、どこの誰かも分からないおばちゃんが取材に答えて近所にお隣さんの噂をばらまくがごとく「不二家は3秒ルールOK」的なことを言っているのがたびたび流れているのを見て、「TVはまだ権威があるから殿様だよな」とか思う。あれをネットの誰のか分からないブログで書いたところで、社会的な影響力はほとんどないだろう。



一方、「 続ドクバリニッキ – ペコちゃんを買うのは誰だ? 」という記事もある。東京と大阪ではTV報道の方向が違う、という話だ。



また、「 真城の居間 – メカビVol.02 」によると「メカビ」という雑誌でテレビや一般雑誌での「オタク」の扱いについて取材がされているそうで、それによると

日々色々な事件が起きているのに、オタク的なものばかり扇情的に取り上げられるのは「面白いから」「視聴率が取れるから」

だそうだ。



こういうのを見るとホント、マスコミの傍若無人っぷりにむかつくわけですが、きっとその傾向はなくならないんでしょうな。



最近はTVを見ている人が少なくなっているらしい(自分の周りでもホントにTVを見ている人は少なくなった。とくにIT系の仕事な人)ので、こういうのを作っている人たちの前で「自分らTV見てませんから」といってみたいものだ。



# 完全デジタル化がされたらTV視聴者って確実に減る気がするんだけどどーなんでしょ